2014年12月27,28日 荒島岳 西、筒、吉
今年の年末は皆の都合であまり遠方には行けないので、アプローチが良くて雪がたっぷりと予想される、北陸の名峰荒島岳でミニ合宿を行った。
朝大阪駅から福井駅までサンダーバード、越美北線で勝原駅に向かい、10時半に到着。駅前の道路では大型除雪車が除雪している。スキー場跡の斜面をゆっくり登る。北陸のこの時期の山なので、厳しい状況を予想していたが、天気は最高、トレースもよくついていて快適である。樹氷のブナ林が素晴らしい。展望が開けると白山の大パノラマが広がる。
直前の急登が苦しかったが、約4時間でシャクナゲ平に到着。広い台地上で、テントサイトに最適、すでに以前のパーティーの幕営跡があったので整地の必要がなかった。筒さんが用意してくれた鍋をつつきながら、ゆっくりした時間を過ごした。星空が綺麗だ。アタックの明日も晴れますように。
晴れたせいか夜間はとても寒かった。4時過ぎに起きてごそごそ支度をする。朝食は久しぶりの棒ラーメン。なかなかうまかった。腹ごしらえをしてお茶を準備し、6時過ぎに出発。トレースは明瞭である。黎明の空が美しい。風もあまり強くなく、絶好のコンディション。こんないい条件の冬山は久しぶり。頂稜部は大きく、雪屁が大きく張り出し、アルペン的である。とても1523mの山には思えない。楽しみながら稜線を歩く。
2時間で登頂。頂上には祠があるらしいが、雪に埋まって真っ白。360度遮るものがない。白山以外何の山かよく分からなかったが、とにかく凄い展望。多分北アルプスも見えていたのだろう。
名残惜しいが、頂上を後にした。せっかくロープも持ってきたので、適当な斜面で雪上訓練。新雪なのであまり滑らなかったが、先日購入したスノーバーの効きも確認できた。
帰りは重い荷物にあえぎながら下山。途中山スキーの方と話をする。「スキーはやっぱり速いですね。」「楽そうに見えるけど、スキーも結構体力いるんですよ…」スプールを描いて颯爽と下りて行った。羨ましい。
越美北線は本数が少ない。寒さに震えながら電車を待つ。福井駅でうまいラーメンを賞味し、買い物をして帰阪した。北陸でこれほどの好天に恵まれたのは大変ラッキーだった。荒島岳も標高こそさほど高くないが、日本百名山に相応しい素晴らしい山である。年内最後の山行をいい形で締めくくれた。皆さんよいお年を。
シャクナゲ平から

アタック

頂稜部1

頂稜部2

頂稜部3

頂上

頂上の展望

モルゲンロードが見える

雪上訓練
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2014年12月20日 be colorful 西、吉
今日はあいにくの雨。トレーニングで西さんの家の近くで西宮北口駅徒歩5分の最近オープンしたボルダージム「be Colorful」にお伺いした。ビジュアルは街の美容院のようでメチャおしゃれ。街路から硝子越しに中が望めるし、ホールドが店名通りきれいでカラフルである。
我々のような初心者でも楽しめるような適切な課題設定で3時間楽しんだ。日頃インドアのスポーツクライミングをしない西さんも、一つ一つムーブを確認しながら登っていた。
後は近くの立ち飲み屋で乾杯(またかよ・・・・・・ (^^)/ )。短い時間でも楽しかった、また来ようぜ。

2014年12月13日 蓬莱峡~ナガモッコク尾根 西、筒、吉
冬山訓練のアイゼントレーニングで蓬莱峡に向かう。寒いが天気もいいし、予想通り大賑わい、大屏風岩、小屏風岩も大勢のパーティーが取りついている。
我々は岩と砂の混じったリッジを歩いてアイゼンの感触を確かめる。川沿いを歩き、座頭谷の取付からナガモッコク尾根を上がる。奇妙な名前で以前から気になっていた。この尾根の取付は良く分からないが、ヤブの薄いところを適当に尾根に上がるとテープ沿いの明瞭な踏み跡が見つかった。歩きやすい、いいルートだ。木漏れ日の落葉樹の中を歩いていると、郷里山口の低山歩きを思い出す。結構長く、2時間弱で宝塚市最高峰岩原山に着く。石が積み上げられた頂上で、展望もない静かな山頂だ。
後はのんびり宝塚駅へ歩いて、駅で小乾杯した。重い荷物、お疲れさん。

