北アルプス 室堂~五色ヶ原~鳶山ピストン
2016 / 06 / 28 ( Tue )
2016年4月29日~5月1日
北アルプス 室堂~五色ヶ原~鳶山ピストン メンバー:島、筒 

●1日目:室堂~一ノ越山荘(小屋泊)
木曜夜発の夜行バスに乗って金曜朝富山駅前着。天気は曇り。電車から見た立山連峰、美女平から上は雲で見えない。 富山地鉄で立山駅へ。立山に近づくにつれ小雨が降り出す。ロープウェイは、あいにくの天気で待ち時間なしだった。室堂は吹雪、10:30頃出発。室堂~一ノ越山荘までは20歩ごとに竹竿が立てられていて安心。12:00頃山荘到着。山荘で吹雪が弱まるのを待つが、むしろ強まる。竜王岳方面へ上がり観測所近くでの幕営も考えたが、この風ではテントが設営中飛ばされるかもしれない。一ノ越はテン泊禁止。結局その日は山荘に泊まった。ストーブのある暖かい食堂、布団には豆炭。山小屋は天国だなあと思った。窓の外では、風が夜通し呻っていた。

●2日目:一ノ越山荘~竜王岳基部~鬼岳~獅子岳~ザラ峠~五色ヶ原~鳶山~鬼岳(テン泊)
天気予報は明日へ向けて下り坂。泊地は五色ヶ原を予定していたが、広い五色ヶ原でホワイトアウトになると危いので計画変更、越中沢岳目指して行ける所まで行って、リミット時刻を決めて折り返し、最低でも鬼岳-竜王岳の鞍部までは戻ろう、ということにした。
朝5:20一ノ越山荘出発。予定では4:30発だったが遅れる。雪はやんだ。一ノ越は風が抜ける。風に押され吹き溜まりに沈み、10歩も登ると息が上がった。竜王岳基部に着いた時点でもうクタクタ、先が心配になる。青空。後立山連峰から針の木、槍ヶ岳まで全部見えた。正面には薬師岳。大きい。反対側には鍬崎山、美女平、大日岳、剣岳、雄山。雪の北アルプス、本当にきれい。  ここからは下り。竜王岳の下りは岩が露出して登山道が見えていた。鞍部から少し下ったカールに山スキーヤーが2人。この急斜面を滑って下りるなんてすごい。鞍部に下りてからは少し登り返し、鬼岳東面をトラバース。トラバース後獅子岳との鞍部へ下り、稜線に戻って獅子岳へ登り返す。南北に長い獅子岳ピーク。ここからザラ峠へは標高差300mを一気に下る。この落差、復路登るのに、筒はザック担いでは厳しいとの判断で、筒ザック(テント入)は獅子岳ピーク付近にデポ。空荷になった筒が先頭になる。ザラ峠から五色ヶ原までは緩やかな登り。五色ヶ原は白い平原に山荘がぽつり、屋根が赤いのが見えた。いいとこ、またゆっくり来たい。山荘と鷲岳は寄らずに通過。時間は11:00前。越中沢岳までは厳しいが、行ける所まで行きたい。鳶岳着は12:00過ぎ、越中沢へ続く稜線がはっきりと見えた。ここから一旦下って登り返す、その間に複数のピーク。行きたいが、帰りが日没過ぎる可能性大。鳶岳で引き返すことにした。
 剣岳にはもう雲がかかった。天気が崩れる前に五色を過ぎて、獅子岳にデポしたテントまで戻らないといけない。 ザラ峠でホワイトアウトになる。気温が下がってきた。雪面は行きと変わって締まり、アイゼンが刺さりにくい。ハイマツ上はピッケルもアイゼンも効くので、できるだけハイマツの上を行く。獅子岳最後の50m位は直登、ヒジから先とフクラハギがだるくなる。何とか登りきった後はデポしたザックを探す。視界10m位。見つかるか不安になるが無事発見。テントが手元に戻ってほっとした。それから獅子岳-鬼岳間の鞍部へ下り、鬼岳トラバースに入る。視界が悪いので島さんのGPSで現在地を確認しながら少しずつ進む。上ったり下ったり。岩尾根を乗っ越そうとしたら、その先は切れ落ちていた。ピーク方向もその逆も岩。危ないので尾根上を移動することもできない。乗っ越す地点を間違えた。来た道を下る。17:00過ぎ。島さん復路ほぼ全て先頭ラッセルのため疲れ大。今から尾根越えの地点を見つけ、更にトラバースして次の鞍部まで行くのは難しい。17:30前、鬼岳東面でビバークすることを決定、斜面を掘ってテントを張った。

●3日目:鬼岳~室堂
5:00頃目が覚める。風は相変わらず強い。視界10m以下。テントの山側は雪でひしゃげ、島さんにのしかかっていた。島さんは溜まった雪の圧でよく寝られなかったとのこと。視界はまだしも強風は危険との判断で、そのまま待機。2時間ごとに除雪するもすぐまた積もる。雪崩が心配になる。10:00頃、風が少し弱まったので出発。今度は昨日乗った所より上の地点で尾根に乗ることにした。尾根に上がるとその先はやはり切れていたが、尾根上をピーク方向へ上がれるようだったので進もうとする。ところがそこで島さん論、ここから下ろう、行きに見た地形では、鞍部の下のカールまで落差はそんなにない、下れる、と。確かにそんな地形だった気もしたが、下をのぞいても切れた先が見えない。怖い。島さん下り出す。筒えいやで付いていく。島さんの切ったステップを一歩一歩大事に踏んで追いかける。自分へ掛け声をかけながら、ピッケル打つ、アイゼン蹴り込むを繰り返す。30m位下った所で、島さんに「ここまでくればもう立てる、前向きでいける」と言われても、緊張抜けずそのまま後ろ向きに下り続けた。 カールに下りて鞍部へ登り返し、竜王岳へ登る登山道を探す。昨日登山道は露出していた。風が強いから雪は付かないだろうと思っていたが、予想に反し赤いペンキが見つからない。仕方なくGPSで現在地確認しようとするが、寒さでバッテリー性能が落ちた。電池を取り出し脇に挟んで温め再度スイッチオン。現在地・どの方角に進むか・何m進むかを確認し、コンパスに方角をセット。歩数を数えながら登る。GPSはバッテリーが上がらないよう、重ね着の一番内側へしまった。しばらくすると赤ペンキ発見、ペンキたどる・見失うを繰り返しながら登る。上へ行けば行くほど風が強くなる。竜王岳基部へ上がると、もひとつ強風。広い尾根。赤ペンキとGPSとを確認・歩く・確認・歩く。 一ノ越山荘直前は特に強風で、転がされて膝を打った。腰を下げピッケルをついて進む。白い中黒い影が現れた。山荘だ。本当に、ほっとした。そこから室堂までは竹竿の案内に沿って下山。15:30頃室堂着。帰ってきました。
今回学んだこと。・GPS必携・体力不足・歩きながら地形を記憶しておく・状況に応じてルートを変える・GPS用電池は寒冷地対応の物がいい・同行者のありがたみ
おつかれさまでした。
 
aaa01.jpg
スポンサーサイト
19 : 08 : 02 | 雪山 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<三周ヶ岳、美濃俣丸 | ホーム | PUMP>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://dosoalp.blog.fc2.com/tb.php/246-5a4970a2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |